院長プロフィール
片瀬鍼灸院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
藤沢市は鍼灸と深いつながりがある土地です。
それは、日本特有の”管鍼法”という鍼の手技を広めた「杉山和一検校(すぎやまわいちけんぎょう)」のゆかりの地であるからです。そのためか藤沢市には鍼灸院が多いと思います。
江の島の島内には、検校のお墓もあります。(皆さんもぜひ探してみてください)
このような素晴らしい藤沢という土地で、鍼灸院を開業できたのは夢のようです。
私の目標は「女性が健康で笑顔で過ごせるように,鍼灸でお手伝いすること」です。
鍼灸施術は「手当て」が基本です。「手を当てること」で、お客様のお身体と対話しながら、優しい施術をしていけたらと思います。
痛みや辛い症状を改善し、「顔晴れる(“がんばれる”と読んでください)毎日が訪れるように」お客様と一緒に考え施術していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
略歴・国家資格
- はり師免許(国家資格)
- きゅう師免許(国家資格)
- 東京大学医学部附属病院 鍼灸臨床研修終了
- 筑波大学大学院 修了
(女性疾患と鍼灸の効果の研究) - 鍼灸師教員養成学校卒業
(鍼灸の教員免許取得) - 醒脳開竅法中級コース課程修了
(脳卒中後のリハビリ法) - 湘南医療福祉専門学校 講師
- お茶の水はりきゅう専門学校 講師
- 現代医療鍼灸臨床研究会
- 日本女性医学学会
- 健康運動指導士
鍼灸師になるまでの道のり
大学卒業後、メーカーの健康保険組合で約20年間、社員の健康づくりに携わりました。健康セミナーの講師や運動指導等を行い、述べ人数では約5万人にもなります。
健康指導は「運動、栄養、休養」の3本柱を中心に行っていましたが、次第に健康を維持するには「それだけでは足りない!もっといい方法があるはず!」と思うようになってきました。
「一人一人に合った、もっといい方法は何だろう?」と色々な方法を探すうちに、鍼灸について興味を持つようになりました。
鍼灸は、中国で約2000年も前から行われ、そのルーツは「養生」まさに健康づくりだったのです。
鍼灸は、その人が持っている自分で自分の身体を改善するを引き出し、症状が出る前に施術するというのが基本的な考え方です。
「一人一人に合った予防方法」
まさに、自分が求めているものでした。
そして迷わず鍼灸師の養成学校に入学することにしました。
入学してみると・・・
初めは、ツボ(経穴と言います)の名前が365個以上もあり、見たこともない漢字で書かれていることに驚きました。
そして全てのツボの名前と、その場所と効能を覚える事に恐怖さえ感じたものです。
しかし、東洋医学の考え方の面白さや、鍼灸施術の効果に触れていくうちに、どんどんと鍼灸の世界に引き込まれることになりました。
そして、東洋医学の奥深さと難しさを感じたのです。
もっと勉強してみたい・・・
「鍼灸学校で学んだことだけでは足りない!
もっと深く勉強しなければ。」
と思い、はり師・きゅう師免許取得後に、東京大学医学部附属病院で、鍼灸臨床を研鑽する機会を得ました。
ここでは現代医学的な知識を身に付けた上で、東洋医学の鍼灸施術の知識と技術を学びました。
また一般の鍼灸院には来られないような、難しい症状の方もたくさんお越しになられていて、大変貴重な経験となっています。
そして大学病院で働く鍼灸師の先生方の、知識、技術の高さと、向上心を目のあたりにしたことが、私のその後の進路に大きな影響を及ぼしました。
まだまだ足りない・・・
さらに、鍼灸施術施設で様々な症状の方をみるうちに、もっと深く勉強しなければ、その方に合った施術はできない。と思うようになり、鍼灸師養成学校の教員課程に進学しました。
教員課程では、鍼灸の歴史、様々な施術方法、症状の鑑別方法などを学びました。
また、ベテランの鍼灸師の先生方からは、臨床についてご指導いただき、現在の臨床に役立つ理論と技術を学ぶ事ができました。
脳卒中の後遺症の施術方法である「醒脳開竅法」を習得できたことも、とてもプラスとなっています。
開業したのは教員養成校の2年生の時です。養成校に進学する前に、東大病院の先生から「教員になるなら臨床をしないとだめだよ」と言われたことがきっかけです。開業へと背中を押してくださった先生に感謝しています。
そして大学院へ・・・
「鍼灸で女性を健康に笑顔にするには」「より効果のある施術をするには」どうすればよいのか、それを研究してお客様にフィードバックしなければ。と思い「女性の健康と鍼灸」について研究するために、筑波大学大学院で学びました。
開業までの長い充実した道のりでした。
今は、藤沢で鍼灸院が開院できて本当に良かった!と思っています。