湘南ビーチFMマガジン41号<春には”大椎”がおすすめ>
国民病とも言われる花粉症ですが、スギやヒノキの花粉に加え黄砂や、黄砂に含まれて運ばれてくるpm2.5が症状をより重症にしているとも言われています。
花粉症
スギ花粉の飛散量のピークは3月上旬から中旬と言われています。 また、気温が15度以上になると飛散量が増えると言われています。 スギの後にはヒノキの花粉が飛散するため、花粉症の人には辛い季節です。
原因は「陽気」の過剰
東洋医学では、「陰気(いんき)」という冷たい性質の気と、「陽気(ようき)」という温かい性質の気のバランスがとれている状態を健康と考えます。そして、そのバランスが崩れると健康に影響が現れます。
春は陽気が盛んになる季節です。陽気は体を温める作用、体を活発に動かす作用があり、とても大切な気の一つです。しかし、過剰になりすぎると、体の不調の原因にもなります。
花粉症の症状は、陽気が体の上半身に集まりすぎて、「目の痒み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ」などの症状が現れると考えます。
春のセルフケア
喫煙や飲酒、ストレス、香辛料など刺激が強い味付けは、鼻や喉の粘膜を刺激するので、注意が必要と言えます。
雨上がりの翌日、晴れて気温が高い日、空気が乾燥している日、風が強い日は、飛散量が多いと言われていますので、お出かけの際にはマスクの着用、帰宅時には玄関に入る前に、衣類に付着した花粉を払うなどの工夫が必要です。
また、綿や化学繊維の衣類は花粉が付きにくいので、衣類の工夫も良い方法です。
花粉症には大椎(だいつい)がおすすめ
頸の後ろにある大椎というツボは、体を外界の刺激から守る作用があるので、花粉症対策にお勧めです。大椎は風邪の予防にも適したツボなので、春に風邪を引きやすい方もお試しください。
また、37号で紹介した合谷は、気持ちを落ち着ける作用の他に、花粉症対策にも適したツボです。大椎に合谷をプラスして行い、花粉の季節を乗り切りましょう