陰陽って何?
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陰陽について
東洋医学では、健康な状態とは「気血水」や「陰陽」のバランスが取れていることと考えられています。今回は「陰陽」についてのお話です。
自然界の陰陽
東洋医学では,健康な状態とは「陰陽」のバランスが取れていることと、考えられています。
「陰陽」とは、何でしょう?
「陰陽」とは、自然や人間の変化を表現する概念で、「陰が極まると陽に、陽が極まると陰に変わる。」というように、陰陽は互いに変化しながら、役割を変えていくと言う考え方です。
陰には「重い」「冷たい」「活動が少ない」
陽には「軽い」「温かい」「活発」という性格があります。
一日の変化を陰陽で見てみると・・・
日の出とともに「陰」が減って「陽」が増え、日の入りとともに「陽」が減って「陰」が増える。という変化があります。
一年の変化を陰陽で見てみると・・・
冬から春になると、「陰」が減って「陽」になり、夏から秋へは「陽」が減って「陰」が増える。という変化があります。
人の体の陰陽
人の体でも同様の変化が起きています。例えば、冬には体内の「陽」が減りすぎないように汗腺や血管を閉じ、夏には体内の「陽」が増えすぎないように、汗腺や血管を開く、と言うように常に変化させてバランスを取っています。
このように、陰陽のバランスがとれていると、健康な状態が保たれます。
しかし、急激な気候の変化に体がついていけない時、あるいは冷暖房の使用で体内の陰陽調整能力が衰えてしまうと、陰陽のバランスが崩れることになります。
陰が強いと良いとか、陽が強いと良いということではなく、陰と陽のバランスがとれた状態が健康な状態です。