気血水
- update更新日 : 2023年05月02日
folder未分類「気血水」は元気のもと
東洋医学では、健康な状態とは「気血水」や「陰陽」のバランスが取れていることと考えられています。
気血水「気」について
「気」とは、何でしょう?
「気」とは、体を動かすエネルギーと表現されますが、「病は気から」と言うように、「気」が不足したり「気」の働きが悪くなると、体の機能がうまく働かずに、体調不良の原因となります。
「気」には主に5つの作用があります。
- 体を外の刺激から守る
- 体を温める
- 内臓を働かせる、血液を流す
- 内臓を良い位置に保つ、出血を防ぐ、尿や汗が出過ぎないようにする
- 体温の調節
したがって、気が不足したり、機能が低下すると、様々な不調が起きることになります。
あなたの不調は「気の不足」かもしれません
気が不足すると・・・
- かぜをひきやすい
- 疲れやすい
- 冷えやすい
- 何もしないのに汗がでる
- 下痢や頻尿
- 咳が出やすい
- イライラしやすい
- 憂うつになりやすい
- 胃下垂や脱肛
「血」について
「血」とは、何でしょう?
「血」は血液のことで、全身に栄養を運ぶ働きがあります。「血」が不足すると、臓器に十分な栄養が行渡らずに不調の原因となります。
「血」には主に次のような作用があります。
- 臓器に栄養を与える
- 筋肉や爪に栄養を与える
- 体を温める
したがって、血が不足したり、血の流れが滞ると、様々な不調が起きることになります。
あなたの不調は、「血の不足」や「血の滞り」かもしれません
血が不足すると・・・
- 顔色が悪い
- 疲れやすい
- 爪の色が白っぽい
- 立ちくらみしやすい
- 月経が遅れやすい
- 不眠
血が滞ると・・・
- 目の下のクマが気になる
- 顔色がくすみやすい
- あざができやすい
- 爪の色が紫っぽい
- 便秘しやすい
- 月経血が塊になりやすい
「水」について
「水」とは何でしょう。
「水」は「津液」ともいい、身体の中の正常な水分を示します。「水」が滞りなく流れていると、健康な状態を維持できると考えられています。「水」が不足したり、滞ると不調の原因となります。
「水」には主に次のような作用があります。
- 臓器に必要な水分を与える
- 唾液、涙、汗、尿の量を調整する
- ☑肌に潤いを持たせる
- ☑髪に潤いを持たせる
したがって、「水」が不足したり、「水」の流れが滞ると、様々な不調が起きることになります。
あなたの不調は、「水の不足」や「水の滞り」かもしれません
水が不足すると・・・ - 肌が乾燥しやすい
- 疲れやすい
- 肌が乾燥しやすい
- 髪に潤いがない
- 関節が痛む、動かしにくい
- 声がかすれる
- 唾液、涙が出にくい
- 便秘
水が滞ると・・・
- 足がむくみやすい
- 顔がむくみやすい
- 尿が出にくい
- 下痢しやすい
- 汗が出にくい
- 痰や咳が出やすい
このように「気・血・水」が乱れると、心身ともに様々な不調が現れやすくなります。鍼灸施術は「気・血・水」のバランスを整え、健康な体に導くお手伝いをする方法の一つとして注目されています。