湘南ビーチFMマガジン55号<秋には”列缺がおすすめ>
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涼しくなり過ごしやすくなってきましたが、夏の疲れが出やすい時期なので、体調管理に気を付けましょう。
緊張性頭痛
頭痛は重篤な病気のサインでもありますが、原因となる病気が無くても、頭痛は起こります。代表的なのが「緊張性頭痛」と「片頭痛」です。
緊張性頭痛は、頸や肩周辺の筋肉の緊張が原因なので、継続的なセルフケアが症状の緩和に役立ちます。
緊張性頭痛に対して、東洋医学的では鍼やお灸で次のようにアプローチします。
- 硬くなった筋肉を柔らかくする
- 血液の流れをよくして筋肉に栄養を与える
- 自律神経のバランスを整える
- 心身の緊張を和らげる
では、自分でできることは何でしょう?
- 同じ姿勢を長く続けない
- ストレッチングや体操で肩や肩甲骨周辺の筋肉を動かす
- 頸や肩の筋肉を温める
- スマホやパソコンは、時間を決めて、休憩しながら使う
- お灸やツボの刺激で筋肉を刺激する
いずれも簡単な事ですが、長く続けることで楽になります。
秋のセルフケア
9月は台風の季節です。頭痛持ちの方の中には、台風が来る前に頭が痛くなるという方もいます。
台風は低気圧なので、気圧の変化が頭痛に影響するためです。また、自律神経のバランスも崩れるため、頭痛が起こりやすいとも言われています。
気圧の変化で頭痛が起こりやすい方は、呼吸法で体調を整える事をお勧めします。
呼吸方法のポイントは、吐くことを意識することです。
鼻から2秒で吸って、口から4秒で吐きます。これを10回を目安に繰り返しましょう。
慣れてきたら、吐く時間を少しずつ長くしていきます。
列缺で頭痛の予防
列缺(れっけつ)は、手首の近くにあるツボです。お灸や指で刺激をしてください。
また、お米やゴマなどをテープで貼り付けて、その上から刺激する方法もお勧めです。
列缺は咳など呼吸器系の不調のツボでもあります。秋は空気が乾燥しやすいため、乾燥が苦手な呼吸器にも不調が現れやすい季節です。長引く咳がある時にも、列缺の刺激をしてください。
①手のひらを上に向ける
②手首のしわに合わせ指を2本並べる
③その位置にある骨の際のくぼみが列缺