湘南ビーチFMマガジン42号<夏には”陰陵泉”がお勧め>
梅雨から夏にかけて、高温多湿になることから、脱水症状が起こりやすく注意が必要です。
水分補給
梅雨に入りましたが、これからの季節は高温多湿になることから、脱水症状が起こりやすく、熱中症の危険も高まります。体が熱さに慣れていない梅雨の時期は、それほど気温が高くなくても熱中症になることがあります。
特に子供や高齢者は、のどのかわきを感じにくいので、こまめな水分補給が必要です。
15分から20分に1回などと、時間を決めて飲むことをお勧めします。
また、大量に汗をかいた時には、水と一緒に塩分などのミネラルの補給も大切です
ジメジメ季節の不調
水分は身体に重要なものですが、ジメジメした多湿な環境は、人の身体に悪い影響を与えることがあります。
東洋医学では「湿気」は、関節や下半身に溜まりやすい性質があると考えます。次のような不調がある人は、湿気が原因かもしれません。
☑毎年梅雨から夏にかけて不調になる
☑夏でも冷える
☑足がむくむ
☑関節が痛い
☑体が重く、疲れやすい
夏のセルフケア
土用の丑の日は「うなぎ」というのは良く知られていますが、「丑湯(うしゆ)」はご存じでしょうか?江戸時代には、夏バテ防止、疲労回復に、薬草を入れた「丑湯」に入る習慣があったそうです。
薬草やハーブを入れた温めのお湯に入ることで、リラックス効果もあり、心身ともに疲れをとることができそうですね。 シャワーで済ませがちな方ほど、「冷え」、「むくみ」、「倦怠感」が現れやすいのでは?
梅雨には「陰陵泉」の灸
陰陵泉(いんりょうせん)は、水が溢れる深い泉という意味を持つツボで、湿気退治にお勧めのツボです。
また、足三里というツボには、疲労回復の作用があるので、陰陵泉と合わせてお灸を行うのがお勧めです。
一日一回お灸をして、ジメジメした季節を乗り切りましょう。